図面情報でスケールを変更する際、「作図スケールと異なるスケールの図形が存在します。自動で変更しますか?」と出てしまいます。
「はい」を選択して良いでしょうか?
異スケールが混在している場合に表示されるメッセージです。
「作図スケール」とは、カレントレイヤのスケールを示します。
「はい」を選択した場合、カレントのスケール以外のスケールも自動計算しスケール変更されますが、異スケールが混在している場合は「レイヤ制御」にてスケール変更することをお勧め致します。
<スケール自動計算例>
例として1/100と1/50のスケールが混在しており、変更時のカレントレイヤのスケールが1/100の図面を
「図面情報」にて1/200へ変更します。
この場合、1/100のレイヤは1/200へ、1/50のレイヤは1/100に変更されます。
それぞれのレイヤのスケールに対して計算を行い、計算後下記のスケールの中で一番近いスケール(近いスケールが2通りある場合は小さい方 ―分母が大きい方― )に自動的に変更されます。
1/5、1/10、1/20、1/30、1/50、1/100、1/200、1/250、1/500、1/1000、1/2000
◆特定のレイヤのみ指定してスケール変更する方法
レイヤのスケールが混在している場合は、レイヤ詳細よりスケール変更することをお勧め致します。
①コマンドキャンセル状態で画面上で右クリックし、ショートカットメニューより「レイヤ制御」を選択します。
②スケールを変更したいレイヤを選択します。
(連続してレイヤが並んでいる場合はドラッグで選択可能です。レイヤが飛んでいる場合は[Ctrlキー]を押しながら選択可能です。)
③選択したレイヤのうち1カ所のスケール部分をクリックします。
(どのレイヤでも良いです。選択状態は保持されています。)
④スケールを変更します。
⑤[エンターキー]を押すと、選択レイヤが全て変更されます。
⑥[OK]ボタンを押します。
※編集不可・非表示レイヤもスケールが変更されます