図面比較詳細指定の操作方法を教えてください。
図面比較詳細指定では、シートを指定してファイルを比較することができます。
主にFILDER図面の建築シートをDWG/DXF・JWW建築図面ファイルと比較し、変更箇所がわかるように表示します。
ここでは、例として下記手順でFILDER図面とDWG図面を比較します。
※比較する図面の「用紙サイズ」「スケール」「回転角度」「文字サイズ」が異なる場合がありますので、図面比較を行う前に事前に「用紙サイズ」「スケール」「回転角度」「文字サイズ」を合わせておくことを前提としております。
※図面全体を比較する場合、比較を行う図形のみを表示状態にする必要があります。
①比較元の図面を開きます。
②リボンメニューの「ホーム」タブから[図面比較詳細指定]を選択します。
③比較元図面に「作業シート」以外のシートがある場合、比較対象を「図面全体」または
「指定シート」から選択し[OK]ボタンをクリックします。
ここでは、例として「指定シート」を選択します。
※比較元図面と比較対象図面を開いている場合は、比較元図面をカレントにしてから比較します。
比較対象図面のみを開いている場合は、図面を一旦閉じてから比較します。
④「比較対象シートの指定」ダイアログが表示されますので、シートを選択し[OK]ボタンをクリックします。
⑤「開く」ダイアログが表示されますので、比較対象図面を選択し[開く]ボタンをクリックします。(複数選択不可)
⑥比較対象図面に「作業シート」以外のシートがある場合、比較対象を「図面全体」か「指定シート」から選択し[OK]ボタンをクリックします。(比較する図面がJWW・DXF・DWGの場合は「図面全体」のみ)
ここでは例として「図面全体」を選択します。
⑦「図面比較設定」ダイアログが表示されますので、各項目を設定し[OK]ボタンをクリックします。
ここでは例としてレイヤの表示状態を「合わせる」にします。
●レイヤの表示状態(同一レイヤがある場合)
・合わせる :カレントレイヤの表示状態に合わせます。
・変更しない:レイヤの表示状態を変更しません。
●追加レイヤ(比較対象図面にのみレイヤがある場合)
追加レイヤがない場合、このボタンはグレーアウトします。
[追加レイヤ状態確認]ボタンをクリックすると、「レイヤ詳細」ダイアログが表示され、
比較図面にのみ追加されているレイヤが表示されます。
●比較の精度(差異が分かる単位)
実寸で比較時のズレを検出する精度を設定します。
精度を上げる(数値を小さくする)と比較に時間がかかります。
32bit版ではメモリ不足になることがあります。
※スケール1/1で作成された表などを比較する場合は、自動的に適正な精度に変更します。
●重なった色の濃さ
比較結果で重なった個所の色の濃さを設定します。
灰色の濃さを1~5までの5段階で設定できます。
差が出た個所の色の濃さは変更しません。
⑧比較対象図面の基点をクリックします。
⑨比較元図面の基点をクリックします。
⑩「比較結果一覧」ダイアログが表示されます。
比較結果が別図面として作成されます。
比較元図面と比較対象図面を比較対象エリアとして複数エリアに区切って、差異があったエリアの番号を表示します。
エリア番号をクリックすると、右側のプレビュー画面でクリックした番号のエリアが黄緑色の枠で表示されます。
⑴比較の精度:実寸で比較時のズレを検出する精度を設定します。
精度を上げる(数値を小さくする)と比較に時間がかかります。
⑵エリア分割数:より細かく差異を見たい場合は、エリア分割数を大きくしてください。
エリア分割数を変更する場合は「自動分割」のチェックを外し、分割数の数値を指定して[再比較]ボタンをクリックします。
※「自動分割」の場合は、1つの領域の縦横とも実寸で5000mm以下となるように分割します。
⑪[閉じる]ボタンをクリックして結果を閉じます。
比較結果は別ファイルとなっておりますので保存が必要な場合は保存してください。
また比較結果ファイルの[比較結果一覧]ボタンで再度比較結果を表示することができます。
★比較図面を元図面に保存する場合は[差異シート作成]ボタンをクリックします。
「図面Aに差異のシートを作成しますか」のダイアログが表示されますので、
シートを作成する場合は[はい]ボタンをクリックします。
比較結果図面を閉じるかどうかのダイアログが表示されます。
ここでは[はい]ボタンをクリックします。
「名前を付けて保存」ダイアログが表示されますので、比較結果図面を保存する場合は[保存]ボタンをクリックします。
※「ファイル名_比較結果.dcs」の名前でファイルが保存されます。
保存せずに閉じる場合は[キャンセル]ボタンをクリックします。
図面Aに比較結果として「元図面のみ」「対象図面のみ」シートが表示されます。
※比較する図面のカレントスケールが異なる場合、スケールを合わせても同じスケールとならない図形は正しく比較できません。