複層階の情報を設定し、各階に配管を作図する方法を教えてください。
FILDER CeeD(FILDER Cube)ではシートを利用して「複層階」の階高情報を設定することが可能です。
高さ情報を持たせたシートがあれば、各階のFL基準で配管を作図することができます。
ここでは例として、平面図には階情報を付加せず、設備情報のみ1FL、2FLで作図する方法をご案内します。
※シートの基本操作についてはこちらをご覧ください。
◆複層階シートの作成方法
①リボンメニューの「建築躯体」タブより[階作成・編集]を選択します。
FILDER Cube:「躯体トレース」タブより[階作成・編集]を選択します。
②地下、地上の階数、階高などを入力します。
③[階一括作成]ボタンをクリックします。
④階情報が表示されますので、確認して変更が無ければ[OK]ボタンをクリックします。
★変更がある場合は、変更する階名称をクリックし、内容を変更して[変更]ボタンをクリックします。
階情報を持ったシートが自動作成されました。名称は「1F_建築」「2F_建築」のようになります。
今回は設備情報のみ複層階で作図するため、シート名称を変更します。
⑤シート名称を右クリックして「シート属性編集」を選択します。
⑥「名称」を「1F_設備」等に変更します。
⑦[OK]ボタンをクリックします。
※躯体トレースの基本操作はこちらをご覧ください。
※自動生成された建築のシートではトレースを行い、設備のシートを別に作成して階属性を付加したい場合は<ワンポイント>をご覧ください。
◆平面図の配置
ファイル間コピーにて平面図を配置します。
(既に平面図がある状態で「階一括作成」した場合はこの操作は不要です。)
①シート名のタブ上で右クリックし、「シート新規作成」を選択します。
②シート名称を入力し(例:1F平面図)[OK]ボタンをクリックします。
③②で作成したシートをクリックして開いた状態にしておきます。
④コピー元図面を開きます。
※コピー元図面がシート分けされている場合は、必ず躯体図が入っているシートを開いた状態にしてください。
⑤コピーしたい範囲を範囲選択し、ミニツールバーの「複写」ボタンをクリックします。
⑥元図面の基点をクリックします。
⑦コピー先の図面(現在の図面)に切替え、目標点(⑥の基点と同じ位置)をクリックします。
※平面図を貼り付けたシートには「階高」の設定はされていません。
◆各階での設備図の作図方法
①書き込みたいシート(階の属性を持っているシート)をクリックします。
ここでは例として「1F_設備」タブと「2F_設備」タブにそれぞれ作成します。
(他の階の平面図を貼りつけている場合、不要な階のシートタブを右クリックし、「非表示」にしておきます。)
②配管を作図します。
上図のように、各階のFL基準にて配管を作図することが可能です。サイズ記号にも階が表示されます。
新規作成したシートに「階」の属性を持たせたい場合
「階一括作成」で作成されたシートには「階」の情報が自動的に付加されていますが、「シート新規作成」した
シートには属性が付加されていません。
次の方法で新規で追加したシートにも「階」の情報を付加することができます。
⑴ シート名のタブ上で右クリックし、「シート新規作成」を選択します。
⑵ シート名称を入力します。(例:1F設備)
⑶ 作成したシート名称タブを右クリックし、「シート属性編集」を選択します。
⑷「階名称」より設定したい階を選択し、[OK]ボタンをクリックします。