勾配率での勾配付加、2点の高さを指定した勾配付加、勾配解除の方法は以下の通りです。
FILDER CeeD V3.0より前のバージョン、FILDER Cubeをご利用の方は
こちらをご覧ください。
◆勾配を付加する【勾配率指定】
【操作説明】
※勾配付加は平面図でのみ可能です。立面追加画面は対象外です。
①リボンメニューの「衛生」タブの[配管向き変更]から[勾配指定・解除]を選択します。
(リボンメニューの「空調」タブの中にもあります。
②「勾配指定・解除」ダイアログにて「指定方法」、「勾配方向」、「勾配率」を設定します。
★1「枝管自動問い合わせ」にチェックを入れると、枝管も続けて勾配をかけることができます。
★2「系統を選択する」にチェックを入れると、勾配付加対象の配管を1か所クリックすることで系統選択されます。
③[OK]ボタンをクリックします。
④勾配をかける配管のメインルートの一部をクリックします。対象の配管系統の色が変わります。
⑤勾配基点をクリックします。
※基点は接続点などを正確にクリックしてください。
⑥勾配の流れ方向を指示します。
⑦対象の配管系統に勾配が付加されます。続けてダイアログが表示されますので、枝系統にも同様に付加する場合は
手順④~⑥を繰り返します。
終了する場合は[キャンセル]ボタンをクリックします。
※「枝管自動問い合わせ」にチェックが入っている場合は、枝ルート分「勾配指定・解除」ダイアログが表示されますので、
[OK]ボタンを次々にクリックしていきます。全て終わりましたら[キャンセル]で終了してください。
◆勾配を付加する【2点間高さ指定】
勾配率ではなく、2点間の高低差を指定して勾配を付加する方法は以下の通りです。
ここでは例として、枝管末端の高さを基点より10mm高くします。
【操作説明】
①リボンメニューの「衛生」タブの[配管向き変更]から[勾配指定・解除]を選択します。
(リボンメニューの「空調」タブの中にもあります。)
②「指定方法」より「2点指示」を選択します。
③「系統を選択する」にチェックを入れます。「枝管自動問い合わせ」のチェックは外します。
④[OK]ボタンをクリックします。
⑤勾配を付加したい配管の一部をクリックします。対象の配管の色が変わります。
⑥1点目(勾配の基点)をクリックします。
⑦2点目(終点)を指示します。
⑧2点目の高さを入力し[OK]ボタンをクリックします。
ここでの高さは、1点目からみた高さ変更量になります。低くしたい場合は「-(マイナス)」の数値を入力します。
⑧続けてダイアログが表示されますので終了する場合は[キャンセル]ボタンをクリックして終了します。
<ワンポイント>
任意の区間を勾配の区間としたい場合
⑴ダイアログ内の「系統を選択する」のチェックを外します。
⑵勾配を付加したい区間の最初の部材と最後の部材をクリックします。
⑶以降は通常の勾配付加と同様の手順となります。
◆勾配を解除する
【操作説明】
ここでは勾配付加した全ての系統を最初の基点高さに戻す手順をご案内致します。
①リボンメニューの「衛生」タブの[配管向き変更]から[勾配指定・解除]を選択します。
(リボンメニューの「空調」タブの中にもあります。)
②「勾配指定・解除」ダイアログにて「勾配解除」を選択します。
③「枝管自動問い合せ」、「系統を選択する」の両方にチェックを入れます。
④[OK]ボタンをクリックします。
⑤勾配付加時の基点が表示されますので、間違いなければ[エンター]または[右クリック]で勾配解除を実行します。
⑥枝管がある場合は続けてダイアログが表示されます。対象系統の色が変わりますので、確認の上[OK]ボタンをクリックしていきます。
⑦全ての勾配が解除されましたら[キャンセル]ボタンを押してコマンドを終了します。
※勾配付加後の高さを表示(確認)したい場合は
こちらをご覧ください。
※勾配率の記号を配管側面に表示したい場合は
こちらをご覧ください。