弊社CADでは、レイヤ(画層)、シートごとにスケールを設定することができます。
あらかじめスケールが設定されていることにより、スケールを意識せず作図することができます。
※レイヤとシートのスケールでは、シートのスケールが優先されます。
<レイヤとは>
レイヤ(画層)とは、例えばトレーシングペーパーのようなもので、1枚目に「躯体図」、2枚目に「衛生配管」、3枚目に「空調配管」を作図すると、1枚目と2枚目を重ね合わせると「衛生配管図」、1枚目と3枚目を重ね合わせると「空調配管図」というように、1つのデータ内でパターンを変更することができます。
また、レイヤをグループ化することにより、グループごとに表示/非表示、編集可/編集不可の設定をすることができます。
※ FILDER CeeDの画像で説明しておりますが、FILDER Cubeでも同じ手順となります。
◆レイヤのスケール変更方法
【操作手順】
①レイヤツールバーの[詳細]ボタンをクリックし、レイヤ詳細を表示します。(Filder CubeV1.6以降)
または、コマンドキャンセル・未選択状態で図面上何もないところで右クリックし、ショートカットメニューから「レイヤ制御」を選択します。
②「レイヤ詳細」ダイアログが表示されますので、変更するレイヤの「スケール編集」欄をクリックし、数値を変更します。
レイヤを左クリックしながらドラッグすると範囲選択、「Ctrl」キーを押しながら左クリックすると指定して選択できます。
③キーボードの「Enter」キーを押します。
選択したレイヤが変更されます。
<ワンポイント>
その他の「レイヤ詳細」ダイアログの表示方法
・画面下部のスケールやカレントレイヤが表示されている部分をクリックします。
・ボタンタイプの場合はレイヤバーの[詳細]ボタンをクリックします。
◆シートのスケール変更方法
【操作手順】
①コマンドキャンセル・未選択状態で右クリックし、ショートカットメニューから[レイアウト/シート・部分図制御]を選択します。
②「シート・部分図制御」ダイアログが表示されますので、変更するシートを選択し[編集]ボタンをクリックします。
③「編集」ダイアログが表示されますので、「縮尺X」欄の数値を変更します。
XとYを違うスケールで設定する場合は、「異縮尺」にチェックを入れ、「縮尺Y」欄にも数値を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
<ワンポイント>
「シート属性編集」ダイアログからの変更
「シート属性編集」ダイアログからもシートのスケールを変更することができます。
ただし、「シート属性編集」ダイアログでは異縮尺の変更はできません。
①スケールを変更するシートを右クリックし、ショートカットメニューから「シート属性編集」を選択します。
②「シート属性編集」ダイアログが表示されますので、「作図スケール」欄の▼をクリックし、スケールを選択します。
③[OK]ボタンをクリックします。
ビューポートのスケール変更方法は
こちらをご参照ください。