配置したい扉の幅が壁の長さの中に収まっていないとCADが認識しています。
扉の配置箇所を、壁の長さぎりぎりに収めていただくには扉の配置基点を詳細に決めていただく必要があります。
ここでは例として1mの壁に900mmの扉(片開き)を右側いっぱいに配置します。
◆補助線を使用して配置基点を決定する
下記は上絵を例にご説明いたします。
【操作手順】
①リボンメニューの「建築躯体」から[補助平行線]を選択します。
②コマンドプロパティの「距離」に「100」と入力します。
④基準線を指示します。
※ 縦横が曖昧な位置や、交わった箇所を指示すると異なる線が選択される場合があります。
選択しづらい場合は図面を拡大して操作を行ってください。
⑤カーソルを右へ動かすと、補助線の仮表示が表示されますので
始点・終点をそれぞれ指示します。
⑥リボンメニューの「建築躯体」の[開口部(角)]から[片開き]を選択します。
⑦コマンドプロパティで扉の大きさ等入力します。
⑧⑤で作成した補助線と壁の中心線の交点で左クリックし、扉の配置基点を指示します。
⑨開口部の配置方向を指示します。
(例と同様にする場合は右上方向を指示します)
<ワンポイント>
仮原点を移動し数値入力で配置基点を決定する
FILDERでは、仮原点を移動させ(距離を追う開始位置を移動)
キーボードによる数値入力で扉の配置基点を決定することが可能です。
※ 下記は上絵を例にご説明いたします。
【操作手順】
①リボンメニューの「建築躯体」から[開口部]から[片開き]を選択します。
②コマンドプロパティで扉の大きさ等入力します。
③壁の仮に基点とする位置で、「Shift」キーを押しながら左クリックします。
④③より右方向にカーソルを持っていき、キーボードで「100」と入力し「Enter」キーを押します。
⑤開口部の配置方向を指示します。
数値入力について