平面図で既存の配管と同一のルートを高さ違いで作図したい。
高さを変えて作図しても、既存の配管上でクリックすると下の配管と接続しようとしてしまう。
平面図上で既存の配管と同じルートで高さ違いの配管を作図する場合
既存の配管レイヤを編集不可の状態に変更するか、
右クリックのショートカットメニューを使います。
ここでは、小便器に汚水配管が作図されているものと仮定して作図手順をご説明します。
◇既存の配管レイヤを編集不可に変更する
①レイヤツールバーの[詳細]ボタンをクリックし、レイヤ詳細を表示します。
②既存の配管の「編集」欄にある〇をクリックし、×(編集不可)の状態に変更します。
③[OK]ボタンをクリックします。
④高さ違いの配管作図が可能となります。
※注意※
上記設定にて作図した場合、編集不可の配管と交差する箇所での自動隠線は行いません。
編集不可設定を解除した後、高さ違いの配管同士の隠線処理を手動で実施してください。
◇右クリックのショートカットメニューを使う
(レイヤの表示状態は変更しない)
①リボンメニューの「衛生」タブから[衛生配管]を選択し、コマンドプロパティで用途や高さを設定します。
②給水の接続点からスタートし、配管を止めたい位置で右クリックします。
③ショートカットメニューより「図形単位」「図上点」を順にクリックします。
元の配管に接続することなく、高さ違いの配管を作図することができます。
※上記画像は配管設定の「隠線」にて複線時のオフセット間隔を「0」として作図した場合の図になります。
初期値の複線のオフセット間隔が「0.5」で作図した場合、下の配管が消えて見える場合があります。
「隠線設定」についてはこちらをご覧ください。
<ワンポイント>
始点も終点も既存の配管上を指示する場合
始点、終点で2回右クリックメニューより「図形単位」「図上点」を指示します。