配管作図時に自動で「上り」「下り」勾配を付けながら作図することができます。
ここでは例として下り勾配で作図する手順をご案内致します。
※ 自動勾配の設定で作図する場合は「角度補正」は必ず「ON」の状態で作図してください。
①リボンメニューの「設定」タブより[配管設定]を選択します。
②「指定方法」より「勾配率」を選択し、「勾配方向」より「下り」を選択します。
★ [用途選択]ボタンより勾配対象となる配管の確認や追加を行うことができます。
③勾配率を指定します。ここでは例として「1/100」と設定します。
④[OK]ボタンをクリックします。
上記設定の上で勾配付加の対象となる配管を作図した場合、「1/100下り勾配」で作図することができます。
尚、勾配付きの配管側から枝配管を作図する場合は、「下り」の設定となっていても自動的に「上り」の状態で
作図されますので、勾配方向の設定を変更する必要はありません。
◇勾配接続方法
勾配付きの配管に枝管を接続する場合に「勾配接続方法」ダイアログが表示されます
代表的な接続についてご紹介します。
立管に向かって配管を接続する
※ 事前にFL3000からFL-1000の立管を配置した状態とします。
①配管の始点(例として高さー400)をクリックします。
②立管の円周上をクリックします。(この時”続上”はクリックしない。)
③「そのまま(仮表示どおりに)つなげる。」を選択して[OK]ボタンをクリックします。
既存配管に枝配管を接続する
①枝配管の始点をクリックします。
※ この時の配管の高さは自動で計算されますのでいくつでも問題ありません。
②既存配管の中心線上をクリックします。(継手の仮表示が出ていること)
③「接続先に高さを合わせる。」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
機器から直接配管に接続する
①機器の続点をクリックします。
②接続先配管の中心線上をクリックします。(継手の仮表示が出ていること)
③「そのまま(仮表示どおりに)つなげる。を選択して[OK]ボタンをクリックします。
勾配を解除する方法はこちらをご覧ください。
配管に勾配率を付加する場合はこちらをご覧ください。