補助線を利用せず、任意の場所から指定した距離を離して作図することができます。
図形の移動や複写などにもご利用頂けます。
ここでは例として、既存の配管から200mm離れた位置より別の配管を作図する手順をご案内致します。
【操作手順】
※基点変更は配管作図や移動・複写などの「コマンド実行中」に有効となります。
①作図したいコマンドを実行します。(ここでは配管コマンドを起動します)
②仮の基準位置としたい点(ここでは既存の配管の先端の”続(接続点)”)を[Shift]キーを押しながら左クリックします。
「基準点が移動しました」と表示されます。
③作図したい方向にマウスを少し移動し、キーボートで距離を入力します。マウスカーソル位置に数値が表示されます。
(プラス、マイナス方向で座標入力する設定をお使いの方は、指示した位置からの座標となるため[,-200]と入力します。)
④[Enter]キーを押します。※クリックでの指示はしないようにしてください
指定した位置に基点が移動します。
<ワンポイント>
基準点指示方法の設定を変更するには
基準点の指示方法は通常「Shift」キー+左クリックですが、このほかに「左ダブルクリック」「右ダブルクリック」で指示するよう設定変更することができます。
①リボンメニューの「設定」タブから[環境設定]を選択します。
②「システム設定」ダイアログが表示されますので「環境設定」タブを選択します。
③「基準点指示方法」で「左ダブルクリック」もしくは「右ダブルクリック」にチェックを入れると基準点指示方法を変更することができます。
④[OK]ボタンをクリックします。